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『スターウォーズ』についてのページ

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12月15日にスター・ウォーズシリーズの最新作『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』が公開される。

子供の時から繰り返し繰り返し作品を見続けてきた自分は、もちろん映画館に足を運ぶつもり。このときだけは立川の近くに住んでいて良かったと思う。立川シネマシティの極音上映、超おすすめ。

 

スター・ウォーズ』については語りたいことが山のようにある。せっかくブログを作成したことだし、まずはここで「好きなエピソード」と「いまいちだと思うエピソード」について吐き出していくことにする。

個人的に好きなエピソード/『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

1983年に公開された『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』では、旧三部作のラストらしく、帝国と反乱軍、ジェダイとシス、ルーク・スカイウォーカーダース・ベイダーの戦いに決着がつけられる。

物語は『エピソード5/帝国の逆襲』でかっちかちに凍らされたハン・ソロを、タトゥイーンのギャング、ジャバから救出するところから開始。無事にソロを救出した後、いよいよ帝国との最終対決という流れだ。主要キャラクターほぼ全員に見せ場があり(あの文句言うか壊されるかしかなかったC-3POにも)、フィナーレを飾るに相応しい内容だと思う。

そんなエピソード6を自分が特に推す理由について、以下に書いていく。

理由①:ルークがちゃんと主人公になっている

 エピソード5ではあまり良いところがなく(凍死しかける/ヨーダの修行で弱音吐きまくる/ダース・ベイダーに負けて片手なくなる)、ハン・ソロに良いところを持って行かれた感があった主人公のルーク。

ところがエピソード5の後、ヨーダの元でジェダイの騎士としての修行を完成させたという設定があったからか、今作ではいきなり強者のオーラむんむんでジャバの宮殿に登場する。余裕たっぷりな態度だった割にすぐ捕まった点は気になるものの、R2-D2と息の合ったコンビネーションもあり、ジャバのアジトを壊滅させ名誉挽回。

 ハン・ソロを救出した後は惑星ダゴバで師匠ヨーダの死を看取り、父であるダース・ベイダーとの決戦に赴く。第2デス・スター内で、エピソード5では歯が立たなかったダース・ベイダーと互角に渡り合い、成長ぶりを皇帝や視聴者にまざまざと見せつけるルーク。挑発により湧き上がった怒りの力も借り、遂にはダース・ベイダーの腕を切り落とし勝利した。

ここでルークが主人公らしかったのが、怒りに支配されるがままダース・ベイダーにとどめをささなかったこと。父親とは大違い。ルークはベイダーの中にアナキン・スカイウォーカーの人格が残っていると信じ、結果としてそれは正しかったのだ。

正直背は低いし、ルックスはハン・ソロに劣るし、作中でロマンスらしいロマンス皆無なルークだったけれど、エピソード6での彼はとても格好良い。皇帝を倒し、炎に焼かれる父を静かに見つめるルークは、正真正銘主人公だったと思う。

理由②:アナキンの物語が綺麗に完結している

 スター・ウォーズはエピソード4~6(旧3部作)を放映してから1~3(新3部作)に移るという方式をとっているので、4から見始めた人と、1から見始めた人では、作品に対する印象が違うんじゃないだろうか。

4から見るとルークの成長物語って感じだけれど、1から見るとこれはアナキン・スカイウォーカーの物語だと感じる人が多いと思う。自分もそう。少年時代から死までをじっくり描かれているのは、彼だけだし。

希望を胸にジェダイの騎士団に入団したは良いもののうまくいかない現実に苛立ち、甘い言葉をかけてくるパルパティーン(皇帝)とダークサイドの力にコロッと騙され、ジェダイの地位も妻も肉体も失ったアナキン。しかしそこから時は流れ、息子のおかげで自分を取り戻し、命と引き替えに皇帝を倒すことで結果として銀河に平和をもたらした。

スター・ウォーズをエピソード1から6まで通して見るとアナキンの伝記物みたいに感じるし、それを考えるとエピソード6はとても綺麗に物語を完結させているんじゃないかと思う。物語の最後、惑星エンドアで帝国崩壊を祝した宴が開かれている中、アナキンはルークの手で静かに火葬される。

あの純真で良い子な少年だったアナキンが、美しいパドメを見てハァハァしてたアナキンが、オビワンに敗れ身を焼かれる痛みに苦痛の叫びを上げていたアナキンが、息子の手で静かに焼かれている。ジョン・ウィリアムズの音楽の効果もあって、とてもグッと来るシーン。このシーンがあるから、一番のお気に入りがエピソード6なのかもしれない。

個人的にいまいちなエピソード/『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』

 2015年に公開された『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』は、『エピソード3/シスの復讐』以来10年ぶりの新作として、注目を集めた。物語はエピソード6の30年後から始まり、帝国の残党「ファースト・オーダー」と新銀河共和国の軍事組織「レジスタンス」の戦いを描いていく。久しぶりの新作ということで、とても期待しながら鑑賞したのだけれど、正直いまいちだった。決して面白くないことはなかったんだけれど、いまいちだった。理由は以下に。

理由①:蛇足感がある

 このエピソード、いらなくない……?

上記したように、エピソード6は旧三部作の主人公ルークの物語としても、新三部作の主人公アナキンの物語としても、綺麗に完結していた。はず。皇帝もダース・ベイダーも死んで帝国は崩壊。銀河に平和が訪れて良かった良かったで終わらせて良くない?

「帝国は崩壊していない」「ルークは弟子(カイロ・レン)の育成失敗してとんずら」「ハン・ソロは息子のカイロ・レンに殺される」

……いろいろ台無し!!

どうせ新しく作るなら、30年後ではなく300年後くらいの、まったく新しい世界で始めれば良かったのに。既存のキャラクターで出演するのはC-3POR2-D2くらいにしておけば良かったのに……なんて思ってしまう。まぁ、ハン・ソロがミレニアム・ファルコンに帰還したシーンとかは感動したんだけれどさ。エピソード6のあの大団円感は何だったのかと思ってしまう展開で、少しがっかりした。

理由②:いろいろ中途半端

『フォースの覚醒は』新しく始まる続3部作の最初ということもあり、同じく3部作の最初だったエピソード4を意識した作品になってると思う。主人公レイが暮らしていた惑星ジャクーなんてまんまタトゥイーンだし、最後は艦隊戦とセイバー戦の同時進行だし。

それについては特に文句はないんだけれど、やるならもっと徹底してほしかったな。エピソード4はあの話だけでも十分完結できるものだった。ダース・ベイダーの行方こそ不明だったものの、デス・スターは爆発し、ルークとソロは表彰されてめでたしめでたしという終わり方だった。

元々続編の予定が未定だったらしいという理由はあったにしても、特に謎などは残してなかった気がする。翻ってエピソード7は、解明されていない謎、多すぎ。

  • レイって何者なの?
  • レイが待ってる人って誰?
  • スノークって何なの?
  • カイロ・レンは何でダークサイドに落ちたの?
  • 最初にカイロ・レンに斬られたお爺さんは何でルークの地図を持っていたの?

思いついただけでもこれだけ謎が作中に出てきていて、解明されないまま終わった。いや、最初から3部作だって分かってたし、興味を引かせるための手法だからっていうのは分かるけどさ、もう少し綺麗にまとめて欲しかったな……。最後もエピソード4やエピソード1に比べて大団円!って感じの終わり方じゃなかったし、ちょっと不満。

まとめ

ここまで長ったらしく書いてきて何が言いたいかというと「最新作、超楽しみ」ということだ。エピソード7の消化不良感を解消してくれるはずと信じて、公開されたらすぐさま立川のシネマシティに向かおうと思う。